プロペシアがAGAに与える効果は?
プロペシアは、2005年から日本の製薬会社(MSD株式会社)から発売されている男性型脱毛症の進行遅延剤です。
その名のとおり、男性型脱毛症に効果のある治療薬です。
高い効果が期待できるプロペシア
世界初の飲む薬として注目を集めた
プロペシアというのは日本での商品名で、もともとはアメリカでフィナステリドという名前で開発された薬です。
フィナステリドは錠剤タイプの薬です。フィナステリドが登場するまでは、脱毛症治療薬といえば頭に塗るタイプの薬がほとんどでした。
フィナステリドが登場した時、世界初の飲むタイプの治療薬として大きな注目を集めました。
1997年にアメリカで発売されて以来、世界60ヶ国以上で売られています。
なぜ脱毛に効果があるのか
AGA(男性型脱毛症)は、DHTという1種のホルモンが毛根に作用して髪の成長を阻害するために薄毛になります。
フィナステリドにはDHTが作られるきっかけとなる酵素5αリダクターゼに作用してDHTが作られるのを邪魔する作用があります。
DHTの量が減るため毛根への作用が減り髪の状況が好転するようになります。
どのくらいの効果を発揮したのか
フィナステリド(プロペシア)を発売する前に日本人を対象にどのくらいの効果があるのか臨床試験が行われました。
その結果、フィナステリド1ミリグラム錠を1日1錠飲んだグループでは、1年後に58%の人に薄毛の改善が見られました。
1年たっても変化が見られなかった人は40%で、脱毛症が進行した人は2%でした。
試験の結果、フィナステリドの効果は年が経つにつれ向上していくことがわかりました。
服用から1年の段階で58%の人に改善が見られましたが、これが2年後には68%、3年後には78%の人に改善が見られるようになりました。
副作用について
フィナステリドには軽いものながら副作用があります。副作用の内容は、男性機能の低下、性欲の減退などです。
プロペシアの販売元であるMSD株式会社が運営しているAGAのサイトでも副作用について次のように記しています。
プロペシア錠の副作用は?
国内で実施された臨床試験(1年間)において、4.0%(276例中11例)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められています。主な症状はリビドー減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)等でした。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに、食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
大きな副作用ではありませんが、服用すると副作用が起きる可能性があることを知っておきましょう。
プロペシアはAGAクリニックで手に入れられる
プロペシアを手に入れるには医師の処方箋が必要です。そのためには病院(AGAクリニック)で診察を受けなくてはいけません。
最近は個人輸入でも買うことができますが、できればAGAクリニックに行くことをおすすめします。
AGAクリニックなら個人の症状に合わせて医師が効果的な治療を行ってくれます。真剣に薄毛を治療したいのならAGAクリニックに行きましょう。
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